自由な発想で最先端の流行を創り出すファッション

東京から始まった、最先端ファッションへのチャレンジ

「現世佳人集」/所蔵:江戸東京博物館

東京から始まった、最先端ファッションへのチャレンジ
日本人が洋服を着るようになったのは明治初期のこと。男性の断髪・洋装 が広まるスピードとは異なり、当時、家中心の生活をしていた女性の洋装化はなかなか進みませんでした。この状況を打ち破り、先駆けて洋装を取り入れたのは上流階級の女性たち。明治16年(1883年)、現在の千代田区内幸町に鹿鳴館が建設されると、海外からの来賓客をもてなすため、きらびやかな舞踏会が開かれるようになりますが、ヨーロッパで流行していた最先端のドレスに身を包んだ女性たちの姿は、一躍脚光を浴びるようになります。こうして東京で始まった新しいファッションへの挑戦は、一般の女性の間にも少しずつ広がっていきながら、次の時代を迎えていきます。
大正時代に新たなブームを巻き起こしたモボ・モガ
明治後期、おしゃれのお手本となったのは東京の女学生。リボンに袴、革靴というハイカラ姿に、多くの女性は憧れのまなざしを向けました。そして、大正12年(1923年)の関東大震災により、街並みが一変した東京に登場したのが、「モボ(モダンボーイ)」「モガ(モダンガール)」と呼ばれた、トレンドの最先端をゆく若者たち。モボは、オールバックにパナマ帽、セイラーズボンにロイド眼鏡という装い。モガは、断髪のイートンクロップ(後ろを刈り上げ、前髪をサイドになでつけた髪型)に引き眉毛、斬新な柄の着物や、アメリカ・ヨーロッパのデザインを取り入れたモダンなスタイル。そんな洋装ファッションに身を包んだ、モボ・モガたちが、銀座の通りを闊歩する姿は注目の的でした。
鉄道の登場〜新幹線の開通で人々の移動はより快適に

©マイナビ presents TOKYO GIRLS COLLECTION 2017 A/W

東京の最旬トレンドを世界に向けて発信
明治時代から、東京には日本の最新ファッションが生まれ、常に牽引し続けてきましたが、その役割は今も変わっていません。なかでもガールズマーケットに特化し、注目を集めているのが「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに10年以上継続開催されている、国内最大級のファッションフェスティバル「東京ガールズコレクション(TGC)」です。常に最旬のトレンドとともに変化と進化を繰り返してきたTGCは、2020年に向け、“TOKYO”のガールズカルチャー発信基地としてさらなる発展を計画中。今後も、オリジナリティあふれるスタイルを自由に楽しむ時代にふさわしい、東京の最先端トレンドを世界に向けて発信し続けていきます。